月山スキー場っていったいどんなところなの?
ゲレンデはどんな感じ?どんなところを滑るの?
アクセスするには、どうやって行ったらいいの?
今回はそんな疑問にまるっとお答えします。
過去何回も月山に行ったことがある経験から、ありったけの内容をまとめました。
なのでかなりボリュームのある記事になっていますが、そのぶん月山についての悩みはこの記事でほぼ解決できるかと。
必ず役に立つこと請け合いですので、どうぞ最後までご覧ください👍
夏でも滑れる月山スキー場ってどんなところ?
月山スキー場は山形県西川町にある、月山の副峰姥ヶ岳に位置するスキー場です。
豪雪地帯なので、冬期は除雪が出来ず冬はオープンせず、しかし残雪が豊富なので、4月~7月にかけてオープンするという、めずらしいゲレンデです。
そのおかげで夏まで滑れる「夏スキーのメッカ」として全国のスキーヤー・スノーボーダーに名を馳せています。
基本的にコース整備はされない自然のままのゲレンデで、しかしメインとなる姥ヶ岳の斜面がほとんど木がないため、各コースがとても広く、非常に開放感あふれるスキー場です。
架かっているリフトはペアリフト1基で、あとはTバーが2~3つ。
それでほぼ全てのコースを滑ることが出来ます。
月山スキー場のゲレンデ、コースは?
月山スキー場のゲレンデのコースは大きく3つ。
・沢コース
・大斜面コース
・姥ヶ岳ゲレンデ
の3つ。
正確には「清水コース」っていう下の温泉街まで降りるコースがありますが、ほとんどの人が行く時期には滑れないので、実質3コースと言っていいと思います。
沢コース
月山スキー場で、唯一緩斜面の整地を滑れるコース。
ペアリフトを降りてすぐ滑れる唯一のコースです。
(他のコースを滑るにはトラバースか、ハイクの必要があります)
最初に書いたように整備はいっさい入らないので完全フラットって訳ではないですが、それでも意外と滑りやすい斜面で、残雪が多いシーズンには、この広さの緩斜面を滑ることが出来ます。
大斜面コース
月山のメインコースで、訪れるほとんどの人はここのコブ斜面を楽しんでいます。
この大斜面コースを滑るには、ペアリフトを降りてから、大きくトラバースして行きます。
こんな感じで大トラバース!
もったいないように見えるかも知れませんが、このトラバースする斜面は斜度が急すぎたり、年によってはクラックが入ってることも多いので、滑ると危険なんですよ。
そして何よりトラバースしたあとに現れる大斜面は充分すぎるくらいの広さがあります。
コブの形も色んな深さやピッチがあって、しかも全体的に形がキレイなコブが多いです。
やはりこの時期にここにまで滑りに来る人は、上手い人が多いので、形もキレイになるんだと思われます。
そのせいか大斜面コースは斜度はかなりある方ですが、コブの練習にはすごく向いていると思います。
姥ヶ岳ゲレンデ
ペアリフトを降りてから、少しハイクして行くコースです。
少し登るとTバーがあり、これに乗って上がって滑ります。
この姥ヶ岳ゲレンデはコブも滑れますが、自然のままのフラットな斜面を滑れるのも魅力。
姥ヶ岳山頂コース
さらに、Tバーで上がったところから、20分ほどハイクすると姥ヶ岳の山頂に登れます。
ここからの眺めは絶景!
手軽にバックカントリー気分を味わえるので、行かれた際にはぜひ一度は山頂までハイクされるをオススメします😄
月山のリフト代は?
午前・午後券がそれぞれ3,400円。
7回の回数券が3,700円です。
平日は空き空きですが、土日に行かれる方は、かなりの混雑になりますので、1日滑る場合でも回数券の方がお得になることが多いです。
(特にレッスンを受ける場合は)
またお得なサービスデーもあるようです。(リフト3,300円)
・レディース・サービスデー 毎週(火)・(水)(祝日を除く)
・メンズ・サービスデー 毎週(木)(祝日を除く)
・シルバー・サービスデー 毎日(60歳以上)
なおTバーの料金は別になっており、1 回券は 200 円。11 回券は 2000 円です。
月山の駐車場は?
スキー場のすぐそばに、姥沢駐車場というのがあり、500台収容可で、駐車場代金(美化協力金)は1,000円となっています。
またここは、バスで月山にアクセスする場合の停留所にもなっています。
駐車場から月山のゲレンデまでは?
駐車場から月山のゲレンデまではちょっと歩く必要があります。
だいたい15分くらい(笑)
5月いっぱいまでは雪上車による板のキャリーサービスもあります。
6月に入ると終了してしまうようです。
何れにせよこれが、月山で滑るための最初の儀式なのです(笑)
月山スキー場のゲレ食は?
レストランもちゃんとあります。
ペアリフトの建物にレストランがあって、そこで食べられますよ。
カレーやラーメンも普通にあります。
月山スキー場での宿泊は?
駐車場を上がってすぐの姥沢地区に数軒のロッジがあります。
また5kmほど降りたところの志津には温泉を備えた旅館が数軒あります。
姥沢地区はゲレンデのすぐ近くなのが魅力。
志津温泉は車での移動が必要ですが(宿の送迎もあり)、独特の風景の温泉と充実した料理が魅力です。
姥沢地区
志津温泉(ゲレンデまで車で15分)
月山スキー場へのアクセス(車・バス・電車・飛行機)
月山にアクセスするのは車はもちろん可能ですが、何しろ遠いので(ほとんどの人にとっては)公共交通機関もうまく使いましょう。
車でのアクセス
東京方面からの場合
東京方面からアクセスする場合は、浦和から東北自動車道に乗り、村田JCTで山形自動車道に入り、月山ICで下りて月山スキー場へ。
新潟方面からの場合
新潟方面から向かう際は、日本海東北道に進んで終点の朝日まほろばで下りて、7号線を走って、鶴岡ICから山形自動車道に乗ります。湯殿山ICで下りて、国道112号線を進むと月山スキー場です。
交通機関でのアクセス
交通機関でのアクセスはまず山形駅もしくは仙台駅までアクセスします。
(新幹線または飛行機)
山形駅、仙台駅からは月山のある西川町まで高速バスが出ています。
高速バスで西川バスストップで降りて、西川町のシャトルバスに乗り換えます。
宿によって志津または姥沢へ。
また月山へのアクセスに便利なサービスもいくつかあるようです。
レンタカー利用宿泊割引制度「月山レンタカー割り」
レンタカーを借りて、西川町内宿泊施設に宿泊された方が対象となる割引制度です。
※本制度に加盟しているレンタカー会社からのレンタル及び宿泊施設への宿泊が条件となります。利用する場合は、宿泊施設へお申込みください。
乗り合いタクシー「月山ライナー」
山形空港及びJRさくらんぼ東根駅から町内宿泊施設へタクシーを利用する場合、片道2,000円(1人)で利用できる制度です。
※本制度に協賛している宿泊施設への宿泊が条件となります。利用される場合は、宿泊施設へお申込みください。引用元:乗り合いタクシー「月山ライナー」
定額タクシー「西川インターアクセスタクシー」
高速道路バスストップ「西川IC」停留所から町内宿泊施設へタクシーを利用される場合、定額料金(通常料金よりも安価)で利用できる制度です。
※本制度に協賛している宿泊施設への宿泊が条件となります。利用される場合は、宿泊施設へお申込みください。
まとめ:スキーヤー、スノーボーダーなら一度は行こう、月山!
以上、月山の情報をお送りしました。
自分も最初は月山のあまりの遠さに、
「話のネタに1回行ってみるか」
「生涯に1回行けばいいかな」
って思っていたのですが、1回行くと何故かまた行きたくなってしまうんですよね。
で、生涯に1回だけのはずが、気づけば何回も行ってしまっています(笑)
この時期にコブが目いっぱい滑れる、という以外にもその雄大さと野性味溢れる、他にはない雰囲気が、なにかクセになってしまうものがあるんです。
今は「スキーヤー・スノーボーダー」なら一度は訪れるべきスキー場だと思っています。
きっと楽しめること請け合いですよ!😄👍
<月山へコブを滑りに行かれる方はこちらの記事もどうぞ>
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